防音室の下見〜購入〜設置までを書きました。プロアマ問わず防音室を検討中の方はぜひご覧ください。
①ショールームで試奏
まずは島村楽器さんのショールームへサックスを持参して試奏に行きました。なぜ島村楽器さんを選んだかというと、ヤマハとカワイさまざまなタイプの防音室が展示してあるので比較できると思ったからです。
お店へ行くとヒヤリングシートに「防音室の用途」「戸建てorマンション」「設置したい部屋の大きさ」「予算」などを記入しました。
まずは当初より検討していたカワイナサールDr-35の2畳を試奏。自分の練習 兼 サックスレッスン用で考えていたので、大きさはこれで大丈夫だなと確認しました。カワイ、ヤマハも吹き比べてみたところ響き方が若干異なりました。
ヤマハは吸音される感じが強く、カワイはほど良い響きが残る感じでした。ただし室内の吸音パネルの位置や枚数によってかなり変化します。しかし吸音パネル枚数を減らすと逆に響きすぎて耳がキンキンしました。
私個人的な感想としましてはカワイの方がインテリアに馴染みやすいなと思いました。
そして…
予算的に高いと思って検討していなかったDr-40を試奏。付き添いで来てくれていた友人が外から聴いてくれて動画(撮影okでした)も撮ってくれて、聴いてみたら段違いに違う!おおーこれは良い!と強く感じました。予算的には「むむむ」と思ったけれど長く使うし「中途半端に買うくらいならガッツリ遮音してやるゼ」と謎に決意を固めたのでした(笑)
店員さんが親切にいろいろ案内してくださいまして、広めのタイプ、天井高のタイプ(広々空間で良かったですが設置予定の部屋は天井に出っ張りがあり検討外でした)など1時間近く試奏させてもらいました。
★Point
家族や音楽経験のある友人に付き添ってもらい防音室の外からの聴こえ方などをチェックしてもらえると良いです。
★Point
私はあらかじめ設置したい部屋の寸法(ドアや窓の位置も)を測った簡易な図面を持参して店員さんに渡しました。これがあるとどのくらいの大きさなら設置できるか具体的な話がしやすいですね!
②見積もり
さまざま検討した結果…
「カワイナサールDr-40の2畳で見積もりお願いします」と伝えてその場で工賃込みの料金を出してもらいました。なんとか?予算内。というかここまで考えて買わないという選択肢は無いので「頑張って稼ぐぞー!」とこの瞬間に覚悟を決めました(笑)
その日のうちにギターが趣味の旦那さんに見積もりを見せて「防音室置いていい?」と聞くと「いいよ」と快諾してくれました。ありがたや。
★Point
防音室の必要性は音楽経験がないとイメージしにくくスペース的な課題もあり同居家族の承諾をもらうのは難しいですよね。練習場所にかかる費用や移動時間が無くなることでどんなメリットがあるか熱弁してみると良いかもしれません。
③自宅下見
後日、島村楽器の店員さん同席のもと(←頼もしいですね)カワイの担当者さんが自宅まで来てくださって設置部屋の下見となりました。※こちらは無料です。オンラインショップに掲載されていた中古の防音室も検討中だったので、新品の場合と比較してベストなものを一緒に考えてくださいました。中古はドアの開く向きやFix窓の位置が変更できない&家に届くまで状態がわからない(臭いがあるかも)というデメリットもあるということで新品の防音室にすることで決定しました!
★Point
事前にどんな風に置きたいか(ドアの干渉のあるなし、既存の窓を生かすか潰すか…etc.)エアコンの室外機をどこに置くか?などを自分で細かくイメージしておくことがとても大事です。もちろんカワイさんからの提案もありますので、自分の希望とうまく擦り合わせながら検討してみてくださいね。
④図面完成
私の場合、レッスン用途としても使いたかったので生徒さんがいらっしゃった時の動線や、近隣住宅へ少しでも音が聴こえないように向きを考え慎重に検討した結果がこちらの図面です。※下見から図面完成まで1週間以上はかかります。
ちなみに夏のキャンペーンでFIX窓が無料でつけられるとのことでしたので少しでも開放感を出すために既存窓側に1つ設置しました。あとは防音室の右側にある収納扉(下の方のみ)があると出し入れの邪魔になりそうだったため取り外していただくように事前に伝えました。あとは使っていないカーテンレールも外してもらったり、このあたりは当日に大工さんにお願いすれば大丈夫です。
⑤再見積もり~支払い
これは想定外だったのですが、自宅前の道路が狭く大きいトラックでの搬入が困難なことから?「横持移動料金」¥13,530と、既存のエアコン電源を延長する時に使う「モール隠し」料金が¥7,920プラスされました。当初の見積もりより微増しましたが必要経費なので仕方ありませんね。店舗、オンライン、ショッピングローン、銀行振込など支払い方法が選べましたよ。
★Point
私は1日でも早く防音室を設置したかったので支払いの前に施工候補日を連絡して業者さんの予定を仮押さえしていただいていました。支払いが完了したあとに正式な施工日決定連絡、商品発注をしてくださいました。
⑥施工までの準備
まずはエアコンと照明を買いました。最終的な見積もり金額+エアコン本体代(8〜10万円くらい)がかかります。カワイさんにすべてお願いすることもできますが、私は家電量販店で購入しました。いろんな手間を考えると多少高くてもカワイさんにお願いしとけば良かったな〜と今では思います。照明は小さいもので大丈夫です。あとはお部屋の整理整頓・掃除をしました。そして一番大事な近隣住民へ工事の周知です。こちらでやらねばならなかったのでお手紙(施工日程、施工業者名、連絡先などを記載しました。)を施工1週間前までにポストに投函することにしました。
⑧施工当日
9:00〜搬入開始して設置が完了したのは15:00くらいでした。当初17:00くらいまでかかると聞いていたのですが、設置する部屋が玄関から近かったこと、資材を運ぶ動線が良かったことから早まったようです。マンションなどはもっと時間がかかるそうです。
島村楽器さん、カワイさんともに担当者さんが立ち合ってくださっていたので大変心強く、安心してお任せできました。確認が必要なところは丁寧に説明してくださって納得いく内容で設置完了できました!
念願の防音室が完成!
不要になったら売却できることもユニット式防音室のメリットですし、自宅で時間やお金を気にせず思いっきりサックスを吹ける環境は最高です!ここまでお読みいただきありがとうござました。防音室を検討中の皆様の参考になれば幸いです。