フリーランス(個人事業主)の保活は情報が少なく、自治体によってその対応はさまざまですよね。私が埼玉県戸田市で保活したときの記録を残しておくので、どなたかの参考になれば幸いです。
保活をしたときの状況
・夫は会社員
・私は音楽講師、演奏家
・2才児クラス入園希望(一時保育を利用中)
保育園見学
当時コロナ禍のため完全予約制+人数制限があり思うように見学できませんでした。私の場合は勤務時間や勤務日がまちまちだったため「土曜日保育」や「延長保育」の受け入れ体制がどのようになっているか、夫婦ともに平日休みが多いため「親が休日でも保育してくれるのか」などは見学先で確認するようにしていました。
勤務実績表の作成
市役所にフリーランスが保活のために提出すべき書類は何かと問い合わせると「開業届」「勤務実績表」が必要とわかりました。開業届はすでに出していたので控えをそのままコピー。確定申告書類でもokのようでした。勤務実績表は決まった市のフォーマットが無かったためExcelで自作し、働いた日にちと時間(休憩時間も含めて)を表にしました。自治体によっては決まったフォーマットがあるようです。
その他の書類
会社員に比べて世間一般からのフリーランス信用度はやや低く感じているので念のため以下の書類を用紙し万が一提出を求められた場合に備えていました。
・仕事のチラシ(私の場合は音楽教室の案内)
・名刺(職務内容が書かれている)
・ホームページ(書類ではありませんが、検索してすぐ出てくると信頼してもらえるかも)
結果的には提出を求められることはありませんでしたし、職務内容についても聞かれたことはありません。ただし提出時に一つだけ確認されたのは「居宅内労働」と「居宅外労働」どちらが多いか?という質問。うーん、それは月によってもまちまちだしなぁと思いつつ「居宅外が多いと思います(もちろん居宅外の方が点数が高くなる)」と答えたら、「わかりましたー!」と割と軽いノリでした(笑)きっと担当者によって対応はさまざまですね。
点数の計算
保活でなによりも重要なのは利用基準調査票の点数です。この点数が高ければ高いほど優先的に入園できるので、ここをいかに上げるかにかかってきます。といっても嘘をつく訳にはいかないので、私は保活のために段階的に点数を上げる準備をしていました。
一時保育の利用
戸田市では1才から一時保育が利用できます。すでに月64h以上の就労があって一時保育を利用している場合は5点の加点がありました。これは自治体によると思いますが、外部(ベビーシッターや認可外保育園など)に定期的に保育を委託していると加点があることが多いようです。
同伴就労
私は音楽系フリーランスですので、練習やコンサートに息子を同伴させていました。同伴といっても、危なかっしい1才児を放っておける訳もないので泣いているところ背負って練習したり、まわりの人に協力してもらいながらコンサートで演奏したりしていました。このような同伴就労にも加点がありました。
点数の計算
・夫はフルタイム居宅外なのでMAX40点
・私は実働7h居宅外なので37点+一時保育利用5点+同伴就労2〜5点
以上をふまえ、おそらく合計80〜85点くらいで提出できたのでは?と思います。点数は市役所では教えてくれないので、結果的に何点だったのかは分かりません。
保活の結果
無事に第一希望の保育園に入園が決まり、安堵しました。たまたま運良く入れたのか、作戦勝ちだったのかは定かではありませんが、友人に色々と聞いたり、ネットで調べまくったりしたので準備は大変でした。保活は情報戦ですので、頼れるツテはすべてあたると良いと思います。
年度毎の通園継続の手続き
毎年秋頃に翌年度の通園継続のための書類提出を求められます。私はいつも「開業届」のコピーと「直近3ヶ月の勤務実績表」を提出します。確定申告書でもokですが収入や所得をあまり見られたくないので(笑)出していません。
まとめ
勤務実績表を自作した以外はフリーランスだからといって不利になるようなことはありませんでした。勤務実態が明確に伝えられるように、日々の記録をつけておくことが重要(居宅内外、勤務時間、休憩時間など)です。
もし戸田市でのフリーランス保活について聞きたいことがあれば、お気軽にご連絡くださいね。
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